熱帯家畜の共生・寄生原生動物の特徴と地域分布(167)

熱帯家畜の共生・寄生原生動物の特徴と地域分布(167)

課題番号1994004102
研究機関名国際農林水産業研究センター(国研センタ)
他機関日本獣医畜産大学【今井壮一】
研究期間完H03〜H05
年度1994
研究問題開発途上地域における農林水産物の持続的生産技術の開発・改善
大課題家畜の生産性向上技術の開発・改善
中課題家畜の栄養改善と生産技術の開発
小課題熱帯家畜の共生・寄生原生動物の特徴と地域分布(167)
摘要熱帯における反すう家畜の栄養改善には、共生原生動物を利用した低品質飼料の利用効率を高める技術開発が重要である。マレイシア(熱帯)、台湾(亜熱帯)、および日本(温帯)で飼養されている牛および水牛での共生原生動物を比較したところ、熱帯の家畜では粗繊維の多い飼料を摂取して消化するのに都合のよい繊毛虫構成を有していた。このような種構成は熱帯地域における家畜の飼養状況の一つの標準的指標として用い得ることが示唆された。植生の異なる熱帯地域(マレイシア、タイ、インドネシア、ケニア)で飼養されている家畜の共生原生動物相は地域によってかなりの差がみられた。野生の草食性動物であるジャワマメジカ、台湾産のキョン、スイロク(水鹿)の共生原生動物はいずれも反すう家畜と共通種であったが、ジャワマメジカからはIsotricha属の新種が発見された。ジャワマメジカは反すう動物のなかでは最も小型で、繊毛虫密度は家畜とほぼ同様であるため、反すう家畜のモデル動物になり得ることが示された。飼料の違いの影響をマレイシアの牛で試験したところ、30%の飼料変換では共生原生動物の構成に変化が認められなかった。
研究分担企画調整畜産草地・企画(部長)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042370
収録データベース研究課題データベース

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