土地利用型大規模経営の存立条件と地代負担の構造(18)
課題番号 | 1994003060 |
研究機関名 | 九州農業試験場(九農試) |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 九州・沖縄農業の発展方向の解明と農村社会の活力増進方策の確立 |
大課題 | 高生産性農業経営の発展方式の解明 |
中課題 | 高生産性農業経営の管理方式の解明 |
小課題 | 土地利用型大規模経営の存立条件と地代負担の構造(18) |
摘要 | 佐賀平坦水田地帯では、規模階層が上がるにつれ農業依存度、農業従事者数、借入地保有農家率、借地率、施設のある農家率が高まり、経営基盤の充実が進む。だが借入地を持つ農家は、米麦二毛作を前提としても土地純収益では実勢借地料を負担できない。全剰余をつぎこむことでこれを負担しうることから、他産業並家族労賃を確保し得るか否かが借地拡大の判断基準となっていると考えられる。これらの農家も自作地地代を犠牲にすれば他産業並時間あたり労賃と資本利子の確保が可能となるが、現行規模では総所得は家計費を賄う水準に達しない。集約作物の導入はこうした関係の下で進みつつある。 |
研究分担 | 農村計画・経営管理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042582 |
収録データベース | 研究課題データベース |