課題番号 | 1994003271 |
研究機関名 | 九州農業試験場(九農試) |
研究期間 | 継H04〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 難防除病害虫の総合的制御技術の確立[地域基盤研究] |
大課題 | 難防除病害虫の特性解明 |
中課題 | 病害虫の生物学的特性の解明及び診断、同定技術の開発 |
小課題 | 移動性害虫の行動習性の解明(212) |
摘要 | 日本とインドシナ半島の亜熱帯、熱帯で採集したトビイロウンカ個体群について、移動能力と密接に関連する絶食耐性について比較した。羽化直後の長翅型成虫を24時間芽出し苗を吸汁させた後、水だけを与えてその後の生存期間を調べた。その結果、九州産及び亜熱帯産のトビイロウンカは熱帯産に比べて絶食耐性が強い傾向が認められた。さらに48時間吸汁させた後の耐性を比較するとその差はさらに拡大した。即ち48時間吸汁させると九州、亜熱帯産のトビイロウンカでは著しく生存期間が延長したが、熱帯産の生存期間は24時間吸汁とほとんど変わらなかった。本種の絶食耐性は羽化後の吸汁活動や卵巣発育と密接に関連していた。 |
研究分担 | 地域基盤・害虫行動研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042793 |
収録データベース | 研究課題データベース |