水稲害虫に対する殺虫剤の作用特性の解明と水稲害虫の制御技術の開発(237)
課題番号 | 1994003297 |
研究機関名 | 九州農業試験場(九農試) |
研究期間 | 延H01〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 難防除病害虫の総合的制御技術の確立[地域基盤研究] |
大課題 | 難防除病害虫の制御基幹技術の開発 |
中課題 | 物理的及び化学的制御技術の確立 |
小課題 | 水稲害虫に対する殺虫剤の作用特性の解明と水稲害虫の制御技術の開発(237) |
摘要 | 殺虫剤施用後にウンカ・ヨコバイ類の虫数が無施用の場合より多くなる現象は鹿児島離島以南の亜熱帯、熱帯の稲作で高い頻度で生じることが知られているが、温帯では明確でなかった。7月のセジロウンカ第1世代を殺虫剤で防除してウンカ類と捕食性天敵であるカタグロミドリメクラカメの密度推移を調べたところ、両者の多飛来年には9月以降に殺虫剤散布区でトビイロウンカが多発生し少飛来年には殺虫剤の影響ははっきりしなかった。稲品種および数種殺虫剤を組みあわせてウンカ類とメクラカメの密度水準を変えると、セジロウンカとメクラカメの密度は負の相関、メクラカメとトビイロウンカでは正の相関が認められた。本年の結果よりメクラカメのウンカ密度抑制機能が当初の予測より複雑であることがわかっためその解析のため3カ年延長する。 |
研究分担 | 地域基盤・害虫制御研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042819 |
収録データベース | 研究課題データベース |