バイオテクノロジーを用いた新育種素材の作出−マメ類の子実害虫抵抗性の物質的基礎の解明−(23)
課題番号 | 1994000020 |
研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) |
研究期間 | 延H02〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 消費ニーズに対応した高品質作物の開発と生産・利用体系の確立 |
大課題 | 作物遺伝資源の利用と新育種法の開発 |
中課題 | 作物の新育種法の開発と育種素材化 |
小課題 | バイオテクノロジーを用いた新育種素材の作出−マメ類の子実害虫抵抗性の物質的基礎の解明−(23) |
摘要 | ブラジルマメゾウムシ抵抗性のインゲンマメ野生系統G12953に含まれるα−アミラーゼインヒビター(αAI−2)の構造を解析するために、本遺伝子のcDNAのクローニングを行った。タンパク質翻訳領域の全長を含むと推定されるクローンの塩基配列を決定したところ、翻訳領域は720bpからなっており、240残基のアミノ酸の配列をコードしていた。この領域の塩基配列から推定されるアミノ酸配列は、αAI−2のN末端及び内部のアミノ酸配列と一致した。すでに遺伝子構造が解析されているαAI−1と翻訳領域の配列を比較すると、DNAレベルで89%、アミノ酸レベルで75%の高い相同性が認められた。本遺伝子及びこれまでに得られているαA■−1遺伝子をアズキ等に導入することにより、マメゾウムシ類抵抗性を付与できるものと考えられる。次年度より導入を進める。 |
研究分担 | 作物開発・豆類育種研(畑作育種班) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042936 |
収録データベース | 研究課題データベース |