マメ科作物における共生的窒素固定能の発現機構の解明(78)
課題番号 | 1994000082 |
研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生態系に調和した作物生産管理技術体系の確立 |
大課題 | 作物の物質生産機能の解明と安定生産制御技術の確立 |
中課題 | 作物の物質生産機能の生理生態的解明 |
小課題 | マメ科作物における共生的窒素固定能の発現機構の解明(78) |
摘要 | 大豆は一般に窒素肥料を施用すると根粒着生数、窒素固定能が低下するが、エンレイから作られた突然変異体「En6500」は、高濃度の施肥窒素の存在下でも多量の根粒を着生する。このEn6500の特徴をさらに詳しく解析した。その結果、次の点が明らかになった。1)En6500は根粒構造の形成には施肥窒素の影響を受けにくいが、共生的窒素固定能の発現には強い影響を受ける。2)En6500は根粒着生の有無に関わらず、生長量と施肥窒素吸収量がエンレイより抑制される特性を遺伝的に持っている。3)根粒が着生した場合には、炭水化物の消費や根の吸収部位減少のために、En6500における生長量と施肥窒素吸収量の抑制がさらに顕著になる。 |
研究分担 | 生理品質・豆栽生理研(栽培生理班) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042998 |
収録データベース | 研究課題データベース |