土壌型による金属含量の変動に基づく製粉性変動の解明(88)
課題番号 | 1994000094 |
研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生態系に調和した作物生産管理技術体系の確立 |
大課題 | 作物の物質生産機能の解明と安定生産制御技術の確立 |
中課題 | 作物の安定生産制御技術の開発 |
小課題 | 土壌型による金属含量の変動に基づく製粉性変動の解明(88) |
摘要 | 国産小麦の製粉性の向上が求められている。製粉性は栽培条件により変化するといわれているため、異なる土壌で栽培して得た小麦の製粉性と金属含量の関係を調べた。関東東海地域の代表的な土壌である黒ボク土、赤色土、灰色低地土で栽培した農林61号とアサカゼコムギの子実を製粉して調べた結果、製粉性と密接な関係にある小麦粉の粒径は栽培土壌の間で異なり、粉のカリウム含量が少なく、マグネシウム含量が多いほど粒径が大きくなることがわかった。また、マイクロエックス線アナライザーで含量を調べた結果、カリウムは胚乳内のデンプン部に多く、栽培土壌の種類により含量が異なっていた。このため、小麦の粒径の変化にはデンプン部のカリウムが重要な役割を担っていると推測できた。 |
研究分担 | 生理品質・麦栽生理研(栽培生理班) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043010 |
収録データベース | 研究課題データベース |