水田生態系における卵寄生蜂の機能評価に関する研究(136)
課題番号 | 1994000154 |
研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) |
研究期間 | 継H02〜H06 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生態系に調和した作物生産管理技術体系の確立 |
大課題 | 作物病害虫の発生機構の解明と制御技術の確立 |
中課題 | 作物病害虫の制御技術の開発 |
小課題 | 水田生態系における卵寄生蜂の機能評価に関する研究(136) |
摘要 | トウモロコシ害虫のアワノメイガの卵寄生蜂である土着のアワノメイガタマゴバチとキイロタマゴバチを放虫して防除効果を比較し、生物的防除用卵寄生蜂を選定した。放虫区ではアワノメイガ第2世代の卵期(7月15日〜8月21日)に各々の寄生蜂を6回(各回10〜39雌/平方m)放虫し、殺虫剤区では雄穂抽出期にPAP、雌穂抽出期にエトフェンプロックスを各1回散布した。無処理区は試験区内と2km離れた圃場に設置した。9月2日に子実被害と被寄生卵塊率を調査した。その結果、子実被害は無処理区の1/3に減少し、被寄生卵塊率は80〜87%に上昇した。また、放虫区の回収卵寄生蜂の90%以上はアワノメイガタマゴバチであった。これらのことからアワノメイガタマゴバチが防除素材として有効であると判断した。 |
研究分担 | 病害虫防除・水田虫害研(虫害班) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043070 |
収録データベース | 研究課題データベース |