近赤外法による青果物の内部成分の非破壊評価(42)
課題番号 | 1994003824 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 完H01〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 品質成分の解明及び評価 |
大課題 | 食品の分析及び品質評価法の改良、開発 |
中課題 | 物理計測法による品質評価法の改良、開発 |
小課題 | 近赤外法による青果物の内部成分の非破壊評価(42) |
摘要 | 本研究は、近赤外分光法を用いて果実の食味を非破壊的に測定する果実の食味計の開発を最終目標とする。昨年度までの研究によって、(1)モモの様に皮の薄い果実の糖度は光ファイバーを用いたインタラクタンス方式により精度よく(R=0.97)測定できること、(2)試料の品種、温度、産地、収穫時期の影響を受けない検量線の開発が可能であること、(3)温州ミカンの様に皮の厚い果実の糖度は光ファイバーを用いた透過方式により丸のまま精度よく(R=0.989)測定できること、などを明らかにした。5年度は、より皮が厚く、より果実が大きく、しかも果実の内部ほど糖濃度が高いことから、これまで測定が困難とされてきたメロンを研究対象として取り上げ、現在の計測システムがメロンの内部成分を測定する能力を基本的に有するかどうかについて検討した。その結果、現状の測定装置では、果頂部近傍の果肉の糖度はある程度測定可能であるが、赤道部の可食部の糖度の測定には限界があり、何等かのハードの改良が不可欠であると判断された。 |
研究分担 | 分析評価・非破壊研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043270 |
収録データベース | 研究課題データベース |