糖質分解・合成酵素の糖認識機構解析、機能改変および高度利用
課題番号 | 1994003855 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 新H05〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 |
大課題 | 食料資源の理化学的性質の解明 |
中課題 | 糖質の特性解明と高度利用 |
小課題 | 糖質分解・合成酵素の糖認識機構解析、機能改変および高度利用 |
摘要 | 分岐サイクロデキストリンを用いた澱粉分解酵素の作用解析について検討した。先ず、各種二分岐αーCDをCGTase(サイクロデキストリン合成酵素)に作用させその反応性から、これまでに提案してきたCGTaseの活性部位を一部改変した。すなわち、ADタイプはこれまでの実験では全く分解されないとしてきたが、大量酵素を作用させると極々微量に分解されることが判明し、触媒部位近傍の基質親和部位は固定したものではなく、少しはゆらぐ可能性があると推察された。次に、ABタイプから生成されたグルカンにグルコアミラーゼを作用させたところ、7と8グルコース残基からなると予想されるオリゴ糖が生成し、これらはグルコアミラーゼの作用を極めて受け難いことから、非還元末端側のグルコース二残基にグルコースの枝が付いている構造の糖質であると予想された。 |
研究分担 | 理化学・炭水化物研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043301 |
収録データベース | 研究課題データベース |