ダイズ種子PEPCaseのクローニングと構造解析(73)
課題番号 | 1994003859 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 |
大課題 | 食料資源の理化学的性質の解明 |
中課題 | 食品蛋白質の特性解明と高度利用 |
小課題 | ダイズ種子PEPCaseのクローニングと構造解析(73) |
摘要 | 大豆種子のホスホエノールピルベートカルボキシラーゼ(PEPC)活性が、蛋白質含量と正の、脂質含量と負の強い相関があることからPEPCがタンパク質含量を制御する重要な因子であると考えられた。そして登熟期ダイズ種子から調製したmRNAを逆転写して調製したcDNAをλgt11に挿入し、cDNAライブラリーを作成した。ウサギ抗PEPC抗体を用いて、二重抗体法により抗体スクリーニングした結果、5個のポジティブクローンを得た。そのうち、2個のcDNA(#1と#16)が約3kbで全長をコードしていると考えられたのでpUC118にサブクローニングし、塩基配列を決定した結果、アミノ酸残基数967個から成っており、互いに92.5%の相同性を示した。また2つのPEPCには、大腸菌から高等植物に至るまで保存されているアミノ酸が存在していた。生化学的な解析を進めていく上で必要な大腸菌におけるPEPCの発現が今後の課題として残された。 |
研究分担 | 理化学・蛋白質研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043305 |
収録データベース | 研究課題データベース |