穀類種子の酵素および酵素阻害剤の探索と特性解明(100)
課題番号 | 1994003880 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 |
大課題 | 食料資源の利用技術の改良、開発 |
中課題 | 穀類素材の特性解明と利用・加工技術の改良、開発 |
小課題 | 穀類種子の酵素および酵素阻害剤の探索と特性解明(100) |
摘要 | 穀類種子の酵素及び酵素阻害剤の探索及び特性解明を目的とする。5年度はハトムギ種子の抽出タンパク質を、硫安沈澱・熱処理・イオン交換・ゲルろ過によって部分精製した結果、パパインを特異的に阻害する新規のシステインプロテアーゼインヒビター(ハトムギ・シスタチン;CC)を得た。CCは、耐熱性(100℃、30分間処理後で活性を約50%保持)であり、pH5からpH11の範囲で酵素阻害活性が安定であった。SDS−電気泳動・膜転写した精製CCのN末端アミノ酸配列はAGDKSPであり、米シスタチンとは相同性を示さなかった。CCは、貯穀害虫であるコクヌストモドキ(Tribolium castaneum)幼虫の2種類のシステインプロテアーゼに対して阻害活性を示し、種子外来性昆虫や微生物に対する防御機構である可能性を示した。 |
研究分担 | 素材利用・穀類特性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043326 |
収録データベース | 研究課題データベース |