土壌生成過程における物質移動の定量的解析法の開発
土壌生成過程における物質移動の定量的解析法の開発
課題番号 | 1994000557 | ||
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研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) | ||
研究期間 | 新H05〜H07 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 農業環境資源の賦存量の把握及び特性の解明と機能の評価 | ||
大課題 | 農業環境資源の分類法の確立と賦存量の把握 | ||
中課題 | 土壌生成過程の解明と分類法の開発 | ||
小課題 | 土壌生成過程における物質移動の定量的解析法の開発 | ||
摘要 | 栃木県藤原町の野菜畑を対象に地形測量、土壌断面調査および土壌分析をおこない、傾斜畑における土壌侵食の実態、侵食量と地形要因の関係および圃場内の土壌特性の変動要因の把握を目的とした。圃場は山成工法で造成後26年が経過し、面積は0.91ha、傾斜は0.9〜8.8°であった。A層の厚さと有機物含量から推定した侵食深は最大で76cm、堆積層の厚さは最大で180cm、堆積層を除いた平均侵食深は40cmであった。侵食深は傾斜が急で、曲率が小さいほど大きかった。土壌侵食により圃場内のCECやリン酸吸収係数は大きく変動し、その値は土壌侵食深から予測されたものよりも低かった。その原因として、粗砂含量が予測値よりも高いことから、選択的侵食によって粒径の大きな土壌が取り残され、土壌特性を特徴づける細粒画分が流出したためと考えられた。 | ||
研究分担 | 環境資源・土壌生成研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043681 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |