生理活性を有する有機資材の開発(35)
生理活性を有する有機資材の開発(35)
課題番号 | 1994000586 | ||
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研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) | ||
研究期間 | 継H04〜H10 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 農業環境資源の賦存量の把握及び特性の解明と機能の評価 | ||
大課題 | 土壌・水・気候資源の特性の解明と機能の評価 | ||
中課題 | 土壌・水資源の化学的特性の解明と機能の評価 | ||
小課題 | 生理活性を有する有機資材の開発(35) | ||
摘要 | 生態系調和型農業において畜産廃棄物等有機物の利用をさらに積極的に促進するために、根発達促進機能等高付加価値を有する有機資材を開発する。5年度は、牛ふん堆肥の製造過程と根発達促進機能の関係を検討した。堆積期間の異なる牛ふん堆肥を供試し、メタノール抽出、酢酸エチル抽出画分を得、それぞれの画分の、10、100、1000、5000ppmの濃度での根伸長促進活性をチンゲンサイを検定植物として求めた。両画分とも濃度1000ppmに根伸長促進活性がほぼ認められ、最も大きいもので53%を示したが、5000ppmでは阻害的であった。根伸長促進活性は、堆肥化の過程で増大し完熟に近づくと減少することが明かとなった。検定試料溶液に含まれる無機塩類による根伸長促進効果も検討したが、効果は20%程度で大きくなかった。また最も活性の大きい画分を溶媒分画して活性を検討した結果、塩基性および弱酸性物質であると推定された。 | ||
研究分担 | 環境資源・土壌有機研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043710 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |