薬剤抵抗性アブラムシの生体防御発現機構の解明(122)
課題番号 | 1994000663 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 農業生態系における要素間相互作用の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 農用資材等の影響解明と制御技術の開発 |
小課題 | 薬剤抵抗性アブラムシの生体防御発現機構の解明(122) |
摘要 | 近年、ワタアブラムシにおける各種殺虫剤抵抗性が顕在化している。本種は広食性の主要害虫であり、抵抗性の発達は農業生産上の大きな障害となっている。本研究は、ワタアブラムシにおける殺虫剤抵抗性発現のメカニズムを解明し、安全で効率的な防除技術開発に資することを目的に実施した。ワタアブラムシの有機リン剤に対する抵抗性レベルと虫体内のカルボキシルエステラーゼ(CE)活性との間には正の相関が見られた。ワタアブラムシのCEにはfenitroxonの加水分解を触媒する活性は見られず、捕捉・結合蛋白としてのみ有機リン剤の解毒に関与していることを明らかにした。抵抗性系統において、等電点電気泳動によって強い活性が分離・検出されるpI5.80、pI5.57、pI5.40の3種のCEアイソザイムを各種クロマトグラフィーによって精製した。これらのアイソザイムの分子量はいずれも52kDa(SDS−PAGEによる)であった。 |
研究分担 | 資材動態・薬剤耐性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043787 |
収録データベース | 研究課題データベース |