課題番号 | 1994000664 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
研究期間 | 継H04〜H06 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 農業生態系における要素間相互作用の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 農用資材等の影響解明と制御技術の開発 |
小課題 | 水生昆虫の殺虫剤抵抗性メカニズム(123) |
摘要 | 本研究は、河川に生息する水生昆虫の殺虫剤抵抗性メカニズムを解明することを目的とする。5年度はユスリカの殺虫剤に対する感受性を調べるとともに、フェニトロチオン(有機リン殺虫剤)抵抗性メカニズムを検討した。試験に供試したユスリカは日光市とつくば市で採集した系統を用いたが、この2系統に対するフェニトロチオンのLC50はそれぞれ48ppbと3339ppbで、つくば市系統は日光市系統に比べて約70倍も感受性が低下していた。そこで、つくば市系統のフェニトロチオン抵抗性メカニズムを生化学的に検討した結果、フェニトロチオンの標的酵素であるアセチルコリンエステラーゼの感受性低下が主要な抵抗性メカニズムであることが明らかになった。 |
研究分担 | 資材動態・殺虫動態研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043788 |
収録データベース | 研究課題データベース |