家畜腫瘍の超微形態学的、免疫組織化学的研究(150)
課題番号 | 1994003663 |
研究機関名 | 家畜衛生試験場(家畜衛試) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 感染に対する生体反応の解明 |
大課題 | 感染・発症に伴う生体の変化の解明 |
中課題 | 腫瘍化機構の解明 |
小課題 | 家畜腫瘍の超微形態学的、免疫組織化学的研究(150) |
摘要 | 大動物腫瘍における種差の存在を証明し、腫瘍免疫や細胞の分化の理解につなげることを目的として、免疫組織化学的、超微形態学的検討を行った。牛の卵巣腫瘍の検討では、輪状細管を伴う性索腫瘍の特徴を明らかにし、人でも稀なこの腫瘍が顆粒膜細胞由来であることを示唆した。牛と豚の脾臓腫瘍を観察したところ、牛では組織球起源、豚では細網細胞起源であることがわかり、大動物でははじめての報告であり、免疫担当細胞の腫瘍として重要な症例と思われた。今後、酵素抗体法と電顕を駆使し、いくつかの腫瘍シリーズの形態およびマーカーを調査し、人、動物間で比較する。 |
研究分担 | 北海道・4研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030043987 |
収録データベース | 研究課題データベース |