微生物由来生理活性物質による幼若家畜の免疫機構の増強技術の開発(17)
課題番号 | 1994003721 |
研究機関名 | 家畜衛生試験場(家畜衛試) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 感染症の診断及び防除技術の確立と疫学手法の開発 |
大課題 | 新しい生物学的製剤の開発 |
中課題 | 診断及び予防液の開発 |
小課題 | 微生物由来生理活性物質による幼若家畜の免疫機構の増強技術の開発(17) |
摘要 | 黄色ブドウ球菌由来のスーパー抗原は牛のT細胞を強く刺激し、IL−2の産生を促進し、それによってT細胞は猛烈に増殖を開始する。ついで、T細胞からはIFNγがマクロファージからはTNFαが大量に産生される。それらのサイトカインは好中球やマクロファージなどの防御細胞を活性化し、病原微生物の細胞内殺菌を顕著の増強する。したがって、スーパー抗原は牛の生体防御能の増強物質(BRM)候補として今後検討する価値がある。一方、スーパー抗原陽性の黄色ブドウ球菌は牛の乳房炎から高頻度に分離されることを明らかにしたが、スーパー抗原によるサイトカインの異常産生の誘発と炎症反応の誘起が乳房炎を惹起するという新しい免疫病理論を提起した。 |
研究分担 | 製剤・生理活性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030044045 |
収録データベース | 研究課題データベース |