家畜の代謝調節におけるアミノ基転移酵素の分子内糖鎖の機能解明(66)
課題番号 | 1994000884 |
研究機関名 | 畜産試験場(畜試) |
研究期間 | 継H03〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 家畜・家禽の生理・生産機構及び行動の解明とその制御 |
大課題 | 家畜・家禽の成長及び生産機構の解明と生産機能向上技術の開発 |
中課題 | 生産機構における代謝生理機能の解明 |
小課題 | 家畜の代謝調節におけるアミノ基転移酵素の分子内糖鎖の機能解明(66) |
摘要 | 家禽・家畜の各種臓器に存在するアミノ基転移酵素は構成単位として糖鎖を持つと考えられているが、分子内糖鎖の作用機序については不明な点が多い。それゆえ、産卵鶏の腎臓および牛の肝臓から細胞質およびミトコンドリア画分アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(cAspATとmAspAT)を精製し、これらにグリコシダーゼFあるいはH処理を行い、各酵素分子の活性、熱失活および動力学的反応様式について比較検討した。その結果、産卵鶏腎臓と牛肝臓のcAspATとmAspATの酵素活性は30℃あるいは50℃でのグリコシダーゼFあるいはH処理によって分子種に特異的な活性変動を示した。特に、牛肝臓cAspATとmAspATの活性は処理温度に関係なくグリコシダーゼF処理によって高く維持される傾向が認められた。また、産卵鶏腎臓cAspATとmAspATにおいて、グリコシダーゼおよび温度処理により、おのおのの酵素分子の基質親和性よりもVmaxが顕著に影響を受ける傾向が認められた。 |
研究分担 | 生理・生理5研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030044190 |
収録データベース | 研究課題データベース |