安定同位体を用いた反スウ家畜におけるC,N代謝の関連性に関する研究(171)
課題番号 | 1994000989 |
研究機関名 | 畜産試験場(畜試) |
研究期間 | 継H02〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 畜産試験研究における基盤的研究の推進 |
大課題 | 分析及び計測技術の開発 |
中課題 | 代謝・生態・生体機能計測とその利活用 |
小課題 | 安定同位体を用いた反スウ家畜におけるC,N代謝の関連性に関する研究(171) |
摘要 | メン羊を用い、基礎飼料の総エネルギー量の5.1%に相当するプロピオン酸ナトリウム(Na)あるいは酢酸Naを添加給与して、ルーメン内環境、窒素出納および15Nトレーサー法による血漿中尿素態窒素とルーメン内アンモニア態窒素の代謝速度の変化を測定した。その結果、飼料へのプロピオン酸Na添加は尿中尿素排泄の抑制によって窒素蓄積を増加させるが、その原因の一つはルーメンでのアンモニア産生に対する抑制効果であり、少なくとも本実験条件下においてはルーメン内への尿素リサイクル速度には影響しないことが明らかになった。酢酸Na添加の場合にも、窒素代謝の変化は同様の傾向を示したが、その変化はプロピオン酸Na添加の場合と比較して小さく、これはルーメン微生物によるアンモニア産生に対する影響が、プロピオン酸と比較して小さかったことが一因であると考えられた。 |
研究分担 | 生理・生理1研生理化学研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030044295 |
収録データベース | 研究課題データベース |