発生初期の昆虫卵におけるイオンチャンネルの特性解明
課題番号 | 1994003462 |
研究機関名 | 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究期間 | 単H05〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 昆虫等の生体機能の解明と制御・利用法の開発 |
大課題 | 昆虫等における情報の受容・伝達・応答機構の解明と利用法の開発 |
中課題 | 刺激の受容・処理機構の解明と利用法の開発 |
小課題 | 発生初期の昆虫卵におけるイオンチャンネルの特性解明 |
摘要 | 本課題の目的は、未受精完成卵のミクロソームのイオンチャネル活性を調べ、家蚕卵の発生過程、特に受精に関わる卵細胞内情報伝達機構を解明する事である。ミクロソーム回収方法を確立するため、卵のホモジネートを遠心分画し、超遠心で得た沈澱を透過型電子顕微鏡で観察した。検鏡の結果、この沈澱には脂肪滴や顆粒が混入しているものの、膜小胞を主成分としたミクロソームであることが判明した。さらに、リン脂質平面二重層膜再構成法により、ミクロソームにおけるチャネル活性が確認された。以上から、チャネルを介した情報伝達機構の存在が示唆された。なお、ミクロソームの小胞の由来を調べるためには、標識酵素による検定が必要とされる。 |
研究分担 | 加工利用・計測制御研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030044354 |
収録データベース | 研究課題データベース |