土壌細菌による殺虫剤分解機構の解明と制御(282)
課題番号 | 1994001780 |
研究機関名 | 野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
他機関 | 草地試 |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生産安定化技術の開発 |
大課題 | 土壌生産力の維持向上技術の開発 |
中課題 | 土壌の理化学性・生物性改良技術の開発 |
小課題 | 土壌細菌による殺虫剤分解機構の解明と制御(282) |
摘要 | 有機リン系殺虫剤のフェニトロチオンを分解するシュードモナス属細菌は、最初にフェニトロチオンのリン酸エステルを加水分解し、3−メチル−4−ニトロフェノールを経てメチルヒドロキノンに分解し、これを炭素源として利用することを明らかにした。カーバメイト系殺虫剤のカルバリルを分解するアルスロバクター属細菌は、まずカルバリルのカーバメイト結合を加水分解し、1−ナフトールからサリチルアルデヒドを経てサリチル酸に分解し、これをゲンチジン酸としたのち炭素源として利用することを明らかにした。この細菌が生産するカーバメイトハイドロラーゼを精製したところ、分子量84000の2量体で、N−メチルカーバメイト結合のエステル結合を加水分解することを明らかにした。 |
研究分担 | 茶栽培・土壌肥料研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030044776 |
収録データベース | 研究課題データベース |