変態期における諸形質の遺伝的変異(2)
変態期における諸形質の遺伝的変異(2)
課題番号 | 1994005824 | ||
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研究機関名 | 養殖研究所(養殖研) | ||
研究期間 | 継H03〜H07 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 生体制御による増養殖技術の確立 | ||
大課題 | 遺伝的制御技術の開発 | ||
中課題 | 優良品種の育成と遺伝資源の保存 | ||
小課題 | 変態期における諸形質の遺伝的変異(2) | ||
摘要 | 発生初期に著しい変態をとげる魚種では、変態期を境に骨格の再編が予想される。とりわけ、遊泳器官形成の成否は仔稚魚の生残に大きく左右するとも言われている。平成5年度ではヒラメに二重染色を施し、尾部骨格の形成過程を追求した。骨要素は孵化直後では認められないが、発育段階Cになると骨初の骨要素として神経棘2本と下尾骨原基が現われる。骨格形成は脊索上屈期にあたるDからEにかけて急激に進行するものの、その完了はGから着定期以降全長35mm前後まで及ぶ。D−E間は尾部骨格の形成におけるいわば変化点で、頭部骨格の形成過程(平成4年度)やモルフォメトリー(平成3年度)の結果とも一致したことから、D−E間は変態期における形態形成上の1つの大きな局面であることが示唆された。 | ||
研究分担 | 遺伝育種・育種研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030045061 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |