ベニズワイガニかご漁具の漁獲機能に関する研究(32)
課題番号 | 1994005964 |
研究機関名 | 水産工学研究所(水工研) |
研究期間 | 完H04〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 漁業生産および管理技術の開発 |
大課題 | 海洋生態系と調和した漁業の構築 |
中課題 | 漁具性能と漁獲機能の解明 |
小課題 | ベニズワイガニかご漁具の漁獲機能に関する研究(32) |
摘要 | ベニズワイガニは主にかご漁業により漁獲されている。漁獲が禁止されている雌および甲幅90mm以下の雄の混獲を防止するため、リング状の脱出口をかごに装着し、通常用いられるかごと漁獲性能の比較を行った。調査は隠岐諸島西部海域で1993年11月に約1カ月間にわたって行った。採捕試験用漁具には餌付きの通常のかご、餌を付けない通常のかご、内径84mm、100mm、118mm、138mmの脱出口を装着した餌付きのかごをそれぞれランダムに配置した。脱出口はかご側面最下部の4カ所に等間隔に取り付け、餌には冷凍サバを用いた。脱出口の大きさによってCPUE(1かご当たりの漁獲尾数)が異なり、内径100mmの脱出口を装着したかごのCPUEが最も高く、次いで餌付きの通常のかご、内径84mm、118mm、138mmの脱出口を装着したかごの順であった。特に、内径118mm以上の脱出口を装着したかごでのCPUEが低かった。餌の誘引効果と持続時間および漁具構造を検討することにより、選択的漁獲が可能であると考えられた。 |
研究分担 | 漁業生産・漁具研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030045278 |
収録データベース | 研究課題データベース |