課題番号 | 1994005446 |
研究機関名 | 中央水産研究所(中央水研) |
研究期間 | 完H01〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 水域汚染・環境変化の水産生物に及ぼす影響の解明 |
大課題 | 汚染物質の挙動と環境変化が水産生物に及ぼす影響の解明 |
中課題 | 汚染物質の挙動と環境変化が海洋生物に及ぼす影響の解明 |
小課題 | マミチョグを用いた生物試験の検討(89) |
摘要 | マミチョグの生殖周期を調べて省力的な大量増殖法を開発し、毒性試験への適用を検討した。本種の産卵期は当歳魚では3月下旬から7月下旬、1才魚では3月下旬から8月下旬であり、産卵盛期には1尾の雌魚がほぼ毎日産卵する。小型水槽内での自然産卵により得られた受精卵を屋外池に収容して孵化させ、育成することにより比較的簡便に多数の稚魚を得ることが出来た。体重約1gの稚魚を用いてカドミウム及び酸化トリブチルスズ(TBTO)に対する急性毒性試験を行なったところ、カドミウムで96時間LC50が32ppm、TBTOで13ppbであった。カドミウムに暴露した魚では肝臓及び腸に、TBTOに暴露した魚では皮膚、鰓、及び肝臓に、それぞれ組織学的異常が認められた。 |
研究分担 | 環境保全・生理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030045428 |
収録データベース | 研究課題データベース |