海洋プランクトン類の脂質成分に関する研究(121)
課題番号 | 1994005468 |
研究機関名 | 中央水産研究所(中央水研) |
他機関 | 西海水研;東北水研【水上譲;岡内正典;黒田一紀;小谷祐一】 |
研究期間 | 継H04〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 水産生物の多面的高度利用技術の開発 |
大課題 | 水産生物の有用特性の利用開発 |
中課題 | 水産生物の有用特性の探索と解明 |
小課題 | 海洋プランクトン類の脂質成分に関する研究(121) |
摘要 | 前年度に引き続きカイアシ類の脂質クラスについて検討した。前年度に確立したn−ヘキサン−ジクロロメタン溶媒系を用いてカラムクロマトグラフィーによりカイアシ類脂質の脂質クラスについて検討した。Folchの方法によって得られたカイアシ類それぞれの粗製全脂質を分離したところ、脂質クラスがワックスエステルを主成分とするネオカラヌス科およびメトリディア科のカイアシとトリグリセリドを主成分とするユーカラヌス科の、概ね2種類に大別できることが明らかになった。また、同様にツノナシオキアミ(Euphausia pacifica)の脂質について検討したところ、主成分はリン脂質とその分解生成物と考えられる遊離脂肪酸で、それ以外に少量のワックスエステルを含むことが明らかになった。次年度は、それらの脂肪酸成分について詳細に検討し明らかにする。 |
研究分担 | 利用化学・脂質研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030045450 |
収録データベース | 研究課題データベース |