緑藻クラミドモナスの突然変異株を用いた光呼吸抑制に関する研究(54)
課題番号 | 1994002434 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
研究期間 | 単H05〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | やませ気候の利用・克服技術の確立 |
大課題 | やませ気候下における生物反応機構と環境要因の解明 |
中課題 | 低温による作物の生育障害発生とそれに関わる生理・生態反応機構の解明 |
小課題 | 緑藻クラミドモナスの突然変異株を用いた光呼吸抑制に関する研究(54) |
摘要 | 光呼吸をおこさない作物をつくることにより、光合成能力やその対温度安定性が高まり、著しい生産性向上が期待できる。しかし光呼吸制御に有用な突然変異株の単離に成功した例はまだない。クラミドモナスのホスホグリコール酸ホスファターゼ活性欠損株pgp−1−18−7Fは極めて厳密な光呼吸感受性を示す。この株にさらに二次突然変異をおこさせて得た「大気条件下でも生育可能になった二重突然変異株」のうち17株について調べた結果、それらの高CO2培養細胞では、光合成のCO2に対する親和性に大きな変化が認められ、野生株に比べ親和性が著しく高い株、著しく低い株、及び野生株と変わらない株の3つに分類できた。特に、親和性の高い株ではその二次突然変異が、光呼吸の根本原因であるCO2固定酵素Rubiscoに直接関与している可能性が高い。 |
研究分担 | 地域基盤・生理生態研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030045802 |
収録データベース | 研究課題データベース |