里山、耕作放棄地におけるシバ型植生の導入定着条件の解明と保全的利用技術の確立(169)
課題番号 | 1995002826 |
研究機関名 | 中国農業試験場(中国農試) |
研究期間 | 継H06〜H10 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 中山間地域における肉用牛の高位生産技術の確立 |
大課題 | 畜産資源の効率的利用による高品質牛肉生産と地域複合営農システムの策定 |
中課題 | 草地・牧野林などの活用による生態系保全型肉用牛放牧技術の開発 |
小課題 | 里山、耕作放棄地におけるシバ型植生の導入定着条件の解明と保全的利用技術の確立(169) |
摘要 | シバの定着、生育と植生、土壌条件との関連を検討するため、場内の棚田跡及び野草地にシバを植え付けた。潅木が生育する棚田跡を刈払い、排水路を掘った場所は、シバの定着が良好であった。イグサが優占する棚田跡は、除草剤散布及び刈払いによって前植生を抑圧でき、土壌が過湿であったが、シバの定着率は高かった。一方、前植生の抑圧を行わずにシバを植え付けた斜面の野草地は、野草による庇蔭、植え付け後の少雨等によって大部分のシバが枯死した。したがって、シバの定着に土壌の湿潤は大きな問題にならないが、長期の乾燥は強い阻害要因になるものと考えられた。また、前植生の抑圧処理は必要であると考えられた。 |
研究分担 | 企連・総研2 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030046519 |
収録データベース | 研究課題データベース |