希少野生動物の遺伝的多様性の減少機構の解明(145)
課題番号 | 1995004337 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 森林生物の生態系における特性及び機能の解明と生物管理技術の高度化 |
大課題 | 森林生物管理技術の高度化 |
中課題 | 森林動物管理技術の開発 |
小課題 | 希少野生動物の遺伝的多様性の減少機構の解明(145) |
摘要 | 近年、生息域の分断と個体群サイズの減少が著しいツキノワグマを対象に、これまでに得られきた本種の生活史特性とブナ・ミズナラの豊凶周期をレビューしつつ、その人口学的MVP(生存可能最小個体群)をシュミレーションによって試算した。この結果、(1)初期の個体群サイズの増加とともに絶滅発生率は減少する。(2)50年後の生存確率を90%以上とするためには、初期サイズは少なくとも100頭を越える必要がある。(3)成獣の齢別生存率のわずかな低下は、絶滅発生率の急激な増加につながる。(4)個体群を存続させるためには単一の環境系では危険が多い、などの知見を得た。 |
研究分担 | 森林生物・鳥獣管理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047065 |
収録データベース | 研究課題データベース |