黒心材の材価形成と最適経営戦略の策定(236)

黒心材の材価形成と最適経営戦略の策定(236)

課題番号1995004444
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完H04〜H06
年度1995
研究問題森林の総合的利用計画方式と持続的林業経営管理方式の確立
大課題持続的な林業経営管理システムの確立
中課題林業経営におけるシステム化手法の開発と計画手法の高度化
小課題黒心材の材価形成と最適経営戦略の策定(236)
摘要原木市売り市場でのスギ黒心材の価格は、末口径30cm未満の小中径木では、いわゆる黒々とか黒と呼称される黒心材が椪に20%程度まで混じる場合には椪の価格低下はないが、それ以上混じると椪の落札率が低下する。一方、30cm以上の大径の黒心材は、同等の赤心材と比べて価格が50%以上安くなるため、込み椪にせず他の大径木と分別される。また、製材工場での評価および利用状況を見ると、遺伝的要素による黒心材は、目回りなどの割れが入っていなければ赤心材と強度面での差はなく、住宅の見え隠れ部分に使用される羽柄材や土台、畜舎・倉庫の建築部材など化粧性を問わない製品に加工されたものは、赤心材の同様の製品と変わらない価格で取り引きされている。しかし、材色など化粧性を問題にする板類では価格的に不利となる。したがって、黒心多発林分には羽柄材等の製材に適した末口径30cm未満の小中径木を生産目標とする40年程度の短伐期施業が得策であり、黒心材を早期に発見して間伐段階で伐採することを施業上の方針とするべきである。また、一般に黒心材は含水率が高く重量が重い。そこで間伐木の選定や主伐の際に巻き枯らしや葉枯らし乾燥が実行できれば、重量が減少するため木材輸送トラックの過積載問題への対応策にもなる。
研究分担東北林業経営・経営研生産シス研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047172
収録データベース研究課題データベース

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