熱帯産樹種の抽出成分特性(260)
熱帯産樹種の抽出成分特性(260)
課題番号 | 1995004475 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完S60〜H06 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 | ||
大課題 | 樹木成分の高度利用技術の開発 | ||
中課題 | 樹木抽出成分の特性解明と利用開発 | ||
小課題 | 熱帯産樹種の抽出成分特性(260) | ||
摘要 | 樹液が毒矢として利用されているイポー材の毒性試験を行った結果、400mg/Kgの投与量でマウスの死亡が認められた。タウン材からオレアノール酸をアグリコンとする11種のサポニンを単離し、構造を決定した。サポニンの糖鎖は長いほど起泡性が高く、短いほど魚毒性が強かった。サポニンの抗蟻性は糖の数が3つのものが最も強く、その効果は摂食阻害作用によることが明らかになった。中国産カヤ材の抽出成分を日本産のものと比較した結果、日本産では主要なヌシフェラールやトレヤールがほとんど検出されなかった。中国産では悪臭成分であるイソ酪酸や吉草酸が多かった。これらの成果は、輸入材の利用障害や樹種鑑定に利用された。(15−2−2) | ||
研究分担 | 木材化工・成分研抽出研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047203 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |