リグノセルロース生分解性プラスチックの開発(272)
課題番号 | 1995004492 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H06〜H09 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 |
大課題 | 木材の化学加工技術の開発 |
中課題 | 木質系機能性材料の開発 |
小課題 | リグノセルロース生分解性プラスチックの開発(272) |
摘要 | 既存のベンジル化プロセスでは、薬液の回収システムが確立されていないため、製造コストのみならず公害や作業者の安全と健康管理の観点からも大きな問題を抱えていた。そこで、ベンジル化プロセスの薬液の回収システムの研究開発を行った。すなわち減圧蒸溜によって薬液は回収され、回収された塩化ベンジルは再使用できた。回収された水も循環再使用できた。ベンジル化反応生成物は減圧蒸溜によって多孔質になり、細粉化されるため、水洗とメタノール洗浄工程が容易になった。洗浄液は蒸溜によって回収され、再使用できた。以上の成果が得られたことによって、ベンジル化プロセスの実用化の前に大きく立ちはだかっていた障害は除去可能であるという見通しが得られた。 |
研究分担 | 木材化工・機能研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047220 |
収録データベース | 研究課題データベース |