接着剤の劣化機構の解明(277)
接着剤の劣化機構の解明(277)
課題番号 | 1995004497 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H03〜H07 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 | ||
大課題 | 木材の化学加工技術の開発 | ||
中課題 | 木材用接着剤の特性解明と改良・開発 | ||
小課題 | 接着剤の劣化機構の解明(277) | ||
摘要 | 正角材2材または3材を重ね合わせて接着した複合梁(接着重ね梁)が開発されいるが、これに用いられているポリウレタン接着剤のJIS規格等がないため接着重ね梁の実用化は遅れている。そこで、本研究では接着重ね梁用の接着剤に要求される性能の試験方法を開発するための基礎的データの集積を目的とした。ポリウレタン接着剤の接着強さの立ち上がりと高含水率材に対する接着性能を小型のベイマツ試験体で調べ、また、実大の接着重ね梁を製作し、そのはく離の有無を観察した。その結果、接着強さの経時変化は一部の名柄を除き、28日間まで増加し、高含水率材(24時間室温水に浸漬)の接着性能は1時間の室温乾燥で一部の名柄の接着剤を除き、3時間の室温乾燥では全名柄について本来の接着性能を発揮することが解った。また、実大の接着重ね梁については製作後5ヶ月経過後も接着層のはく離は観察されていない。 | ||
研究分担 | 企画調整木材化工・研究管理接着研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047225 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |