高蓄熱性ハイブリッド部材の開発(296)
高蓄熱性ハイブリッド部材の開発(296)
課題番号 | 1995004520 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完H05〜H06 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 | ||
大課題 | 木材の材質改良技術の開発 | ||
中課題 | 木質複合材料の製造と性能 | ||
小課題 | 高蓄熱性ハイブリッド部材の開発(296) | ||
摘要 | 木材は熱容量が小さいため、コンクリート住宅と比較して木造住宅の室温変化が大きい。木材と無機系高質量材料を複合することにより、蓄熱性の高い木質系複合部材の開発を行った。無機系材料としてセメント、亜鉛粉末を用いた。セメントと木材の複合部材では、部材の比重が増加すると強度も増加する。また、セメントの割合が少ないと強度は向上し、木材パーティクルが強度に寄与していることがわかる。熱伝導率に関しては、複合部材の比重の増加とともに大きくなり、さらに同一比重では、セメントの割合が多くなると大きな値を示した。さらに亜鉛粉末を混入した木片セメント板では、亜鉛混入率が増えるほど熱容量、熱伝導率の増加が認められたが、ボード比重の割には熱伝導率が増加しなかった。また、亜鉛混入した木片セメント板の強度低下が認めれ、今後の検討を要する。 | ||
研究分担 | 木材化工・複合化研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047248 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |