虫媒花樹木の受粉様式の解明(418)

虫媒花樹木の受粉様式の解明(418)

課題番号1995004671
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間継H04〜H08
年度1995
研究問題北方系森林の高度に自然力を活用した管理技術の確立
大課題北方系森林の多様性及び動態の解明と更新・保育技術の向上
中課題北方系樹種集団の遺伝的多様性と遺伝変異の維持機構の解明
小課題虫媒花樹木の受粉様式の解明(418)
摘要開花初期に雄ずいが裂開していたアオダモ個体の割合は、雄性個体のほうが両性個体よりも多かった。この日に雄ずいが裂開していた両性個体は3割で少なかったが、雌ずいの形態から受粉可能と推定された雌ずいを持つ個体は6割を占めた。開花中期には、全ての観察木で雄ずいが裂開した。開花期間が約10日間と短いことから両性個体は雄性個体と交配しやすい可能性を示すものといえる。雄性個体は両性個体の約3倍の量の花粉を生産することを考慮すると、他殖と自殖を通して得られる両性個体の花粉親としての適応度は、雄性個体の値の3分の1以下と推定される。ホオノキに訪花したポリネーターは甲虫目・膜翅目・双翅目の昆虫であったが、甲虫の訪花回数が最も多く、全訪花の77%を占めた。マルハナバチ属の訪花は全訪花の9%と少ないが、優れた移動能力を持つマルハナバチは集団間のジーンフローに貢献している可能性がある。ホオノキの暗い場に展開している枝は自家受粉した果実を選択的に落とすものと考えられる。枝レベルや個体レベルの自殖率も光環境の影響を受けることが予想され、今後の検討が必要である。
研究分担北海道・遺伝研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047399
収録データベース研究課題データベース

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