渓畔林における昆虫の生態的地位(477)

渓畔林における昆虫の生態的地位(477)

課題番号1995004742
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間継H05〜H07
年度1995
研究問題多雪・寒冷地帯の森林保全技術及び林業経営技術の体系化
大課題多雪・寒害地帯森林の特性及び機能の解明
中課題森林生態系の生物特性の解明
小課題渓畔林における昆虫の生態的地位(477)
摘要食葉性昆虫の生態的地位を調べた。ブナの枝のサンプリングにより5年間で13科69種の鱗翅目が得られた。うち38種は、ブナは食樹として初記録である。ライトトラップで捕獲された鱗翅目昆虫の種数は、8月まで漸増し9月以降は激減した。平均多様度は2年とも7〜8月にピークを示し、9月以降は小さくなった。しかし、均衡性を示す相対多様度は、7〜8月には低かった。摘葉の翌年にはブナの葉の窒素含有率が減少し、C/N比が高くなり、タンニン量が増加する典型的な時間遅れの誘導防御反応(DIR)が認められた。この葉を食べたブナアオシャチホコの幼虫は、対照区に比べると高い死亡率と体サイズの小型化が引き起こされた。ブナのDIRはブナアオシャチホコの周期的な密度変動を引き起こす有力な要因と考えられた。
研究分担森林生物東北・昆虫研鳥獣生態研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047470
収録データベース研究課題データベース

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