常緑広葉樹林における実生定着期の撹乱に伴う生存規制要因の解明と制御(645)
課題番号 | 1995004937 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 暖温帯・亜熱帯地域の森林管理技術の高度化 |
大課題 | 暖温帯・亜熱帯における森林生態系の特性解明と保全管理技術の向上 |
中課題 | 常緑広葉樹林の維持機構の解明 |
小課題 | 常緑広葉樹林における実生定着期の撹乱に伴う生存規制要因の解明と制御(645) |
摘要 | 表層土壌の侵食域は、3回の測定時期を通して拡大傾向にあった。3月では侵食の激しい区域が谷底面や谷頭凹地、上部谷壁斜面の一部であったのに対し、9月にはかなり広範囲で激しい侵食が認められた。これに対し、頂部斜面を中心とする堆積域には大きな変化は認められなかった。4月から9月までの当年性実生の発生数は39種、5653本であり、そのうち約53%にあたる2659本が調査終了時点で生存していた。ギャップ、閉鎖林冠下ともに多数の実生が認められたが、ギャップ内では相対的に高密度の実生が発生していたため、生存個体数も閉鎖林冠下に比べて多い傾向にあった。実生の消失は樹種ごとに要因が異なり、カラスザンショウは密度効果により、サカキは日照不足により、タブノキは土砂移動によりそれぞれ消失したものと考えられた。 |
研究分担 | 九州・暖帯研土壌研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047665 |
収録データベース | 研究課題データベース |