ヒノキカワモグリガ個体群の制御機構の解明(664)
課題番号 | 1995004962 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H05〜H08 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 暖温帯・亜熱帯地域の森林管理技術の高度化 |
大課題 | 温暖多雨地帯における森林生物の制御技術と利用技術の向上 |
中課題 | 森林害虫獣の生態の解明と制御技術の向上 |
小課題 | ヒノキカワモグリガ個体群の制御機構の解明(664) |
摘要 | 矢部営林署向原国有林のスギ林の固定試験地で、虫糞調査法とライトトラップ法でそれぞれ幼虫と成虫の密度調査を行った。幼虫の密度はほぼ前年と同じで、成虫はやや密度が低かった。同じ試験地の8本の固定試験木で幼虫の排出する虫糞の部位を定期的に記録して、季節による加害部位の移動状況を調べた。10月から12月ごろに枝条部と枝基部での加害が増加するが、3月から4月にそれらは減少し、代わって主幹部の加害が増加した。試験木の樹高によって加害部位の分布が異なり、低い木では主幹部の加害部位が地面に近い部分に集中していた。幼虫を齢別にスギ樹皮状に放し、隠れるまでの歩行時間を測定した。1齢幼虫は定着・摂食せずに30分以上歩行を続けた個体が多く、5齢よりも有意に歩行時間が長かった。 |
研究分担 | 九州・昆虫研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047690 |
収録データベース | 研究課題データベース |