森林の部分伐採が洪水・増水流出に及ぼす影響(676)

森林の部分伐採が洪水・増水流出に及ぼす影響(676)

課題番号1995004977
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間継H01〜H07
年度1995
研究問題暖温帯・亜熱帯地域の森林管理技術の高度化
大課題温暖多雨地帯における森林流域の保全管理と経営管理技術の高度化
中課題森林流域の保全管理技術の向上
小課題森林の部分伐採が洪水・増水流出に及ぼす影響(676)
摘要去川森林理水試験地年流出率の妥当性を吟味するために、降水量・流出量・蒸発散量を水収支的にクロスチェックして検討した。本試験地は皆伐後直ちに植栽(I&III号沢)を行ったので、植生の成長を考慮して、5年を1単位に区分けして吟味した。I号沢皆伐後5カ年は、他の年のプロットよりも流出率の高い位置(蒸発散量700mm)にあり、45゜傾斜線のほぼ平行帯状域に分布している。その後5カ年は、蒸発散量1000mm域に移動して45゜傾斜帯状域に分布する。さらに、その後5カ年では、蒸発散量1200mmに移動して45゜傾斜帯状域に分布する。III号沢でもI号沢と同じ傾向を示しているが、皆伐後5カ年の蒸発散量は600mm、その後5カ年では900mm、さらに、その後5カ年では1100〜1200mmに増加し、それぞれに45゜傾斜帯状域に分布している。このように、流域の皆伐後直ちに植栽した場合でも、皆伐直後から約5カ年は、流域の蒸発散量変動への影響は大きいものと考えられる。部分伐採前後5カ年による比較では、両者の差がほとんどないので、部分伐採が流出に与える影響は少ないと思われる。
研究分担九州・防災研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047705
収録データベース研究課題データベース

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