リンゴ難防除病害に対する拮抗微生物の探索と利用(230)
課題番号 | 1995001410 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 果樹病害の発生生態の解明と防除法の確立 |
大課題 | 生物学的手法による果樹病害の防除法の確立 |
中課題 | 拮抗微生物の探索と果樹への利用技術の開発 |
小課題 | リンゴ難防除病害に対する拮抗微生物の探索と利用(230) |
摘要 | 弱病原性の腐らん病菌株をリンゴの腐らん病防除に利用する目的で、腐らん病菌のフロリジン分解活性と病原性との相関関係を調査した。6年度は菌株を増やして調査を行なった結果、強病原性株はフロリジン分解活性が高く弱病原性株は低く、5年度と同様の結果が得られた。また、本菌のペクチナーゼ生産活性と病原性との相関関係について上記菌株を用いて調べた結果、強病原性株はすべて強いペクチナーゼ活性を有していたが、弱病原性株にはペクチナーゼ活性を有するものと全くないものとに分かれた。紫紋羽病については、5年度行った紫紋羽病発生圃場と同レベルの病原菌密度条件下における拮抗菌Gliocladium virensによる発病抑制効果試験(土壌恒温槽を用い、紫紋羽病発病樹周辺より採取した土壌でリンゴ実生を育成)を引き続き観察したが、供試樹のほとんどが枯死したため(紫紋羽病以外の要因による)、効果を確認できなかった。 |
研究分担 | 盛岡・病害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047958 |
収録データベース | 研究課題データベース |