選択的防除手段の組合せによるリンゴ害虫防除体系の検討
課題番号 | 1995001451 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
研究期間 | 新H06〜H09 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 果樹害虫の発生生態の解明と防除法の確立 |
大課題 | 新防除技術の開発と果樹害虫の管理体系の確立 |
中課題 | 果樹害虫に対する数種防除技術の組み合わせによる合理的かつ効率的防除法の開発 |
小課題 | 選択的防除手段の組合せによるリンゴ害虫防除体系の検討 |
摘要 | リンゴ害虫のキーペストは鱗翅目害虫である。このうち数種の害虫については既に性フェロモンの同定がなされ、これを用いての発生予察も行われている。また、ハマキムシ類では交信撹乱による防除試験も行われており、その効果も明らかになりつつある。さらに、数種のフェロモンを用いて複数種の害虫の交信撹乱を同時に行う試験もなされている。この技術を実用化すると、フェロモンにより薬剤防除が不要になった害虫以外の害虫の同時防除が省略される結果となる。そこで、複合交信撹乱を実施した場合に、どの様な潜在害虫が顕在化するか、その防除の可否を含め、総合的防除法を検索する。6年度は、キンモンホソガ、モモシンクイ、ハマキガ類の複合交信撹乱による防除削減試験を行い、対象害虫の発生は抑えたが、リンゴワタムシが多発した。7年度は防除を削減した場合に顕在化する害虫を明らかにする。8年度以降は顕在化した害虫の防除を含めた総合管理体系を試行し、効率的防除体系を組み立てる資料とする。 |
研究分担 | 盛岡・虫害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030047999 |
収録データベース | 研究課題データベース |