ニシンの成熟及び産卵生態の解明(15)
ニシンの成熟及び産卵生態の解明(15)
課題番号 | 1995005033 | ||
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研究機関名 | 北海道区水産研究所(北水研) | ||
他機関 | 中央水研 | ||
研究期間 | 継H05〜H07 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 亜寒帯海域における水産資源の培養および持続的利用技術の確立 | ||
大課題 | 水産資源の持続的利用のための管理手法の開発 | ||
中課題 | 主要漁業資源の生物特性と変動機構の解明 | ||
小課題 | ニシンの成熟及び産卵生態の解明(15) | ||
摘要 | 初回成熟ニシンの生殖腺指数(GSI=生殖腺重量÷体重×100)を調べた結果、GSIは雌雄共に7〜9月にかけてはゆるやかな増加を示し、以後、急激に増加して12月には雄14%、雌10%に達した。ニシンの産卵期が4月であり、産卵期にもGSIは雌雄共に20%未満であることを考えると、本種の生殖腺の発達開始時期は極めて早いと推測された。従って、本種の生殖腺は冬季の水温低下以前に著しい発達をとげ、冬季には休止ないしはゆるやかな発達をすると考えられた。このことは、ニシンの成熟が水温の影響を強く受ける可能性を示唆すると共に、産卵には春季の水温上昇または/および長日光周期が必要であると予察させた。 | ||
研究分担 | 資源管理・浮魚資研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030048047 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |