沿岸漁場の底棲中・小型甲殻類の生態解明(31)

沿岸漁場の底棲中・小型甲殻類の生態解明(31)

課題番号1995005049
研究機関名北海道区水産研究所(北水研)
研究期間完H04〜H06
年度1995
研究問題亜寒帯海域における水産資源の培養および持続的利用技術の確立
大課題海域特性に調和した増養殖生産技術の開発
中課題水産生物の培養・管理技術の開発
小課題沿岸漁場の底棲中・小型甲殻類の生態解明(31)
摘要北海道の沿岸藻場に多産する大型のフクロエビ類の一種であるオホーツクヘラムシ Idotea ochotensis(等脚目;ヘラムシ科)の生殖生態・成長・摂餌についての知見を得た。周年にわたって繰返し採集した雌個体の育房内容(胚)の発生段階を分類することにより、生殖年周期を推定した。本種は冬期と春〜夏期とに抱卵を開始し、春〜秋期にのみ幼体を孵出した。低水温の冬期間に抱卵を持続することが本種の特徴である。また、育房(雌の腹部にある)から孵出した直後の幼体を人工餌料を与えて成長を調べた。飼育条件は光周期をLD 16:8の長日に統一し、温度を10℃と15℃とに調節した。成長は15℃の方が速く、15℃での成長阻害は認められなかった。水槽内に蓄養中の成体に、秤量したコンブ類(Laminaria spp.)を与え、数日〜10数日後に残餌を回収・秤量し、海藻類を破砕する能力を測定した。夏(平均水温12.3℃)には1週間に体重の約2倍の、また冬(平均水温−0.2℃)でも1週間に体重の約1/4のコンブ類(以上すべて湿重量)を破砕することが認められた。
研究分担資源増殖・魚介増殖研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030048063
収録データベース研究課題データベース

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