課題番号 | 1995002587 |
研究機関名 | 北陸農業試験場(北陸農試) |
他機関 | 食総研;農研セ |
研究期間 | 完H04〜H06 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 高品質米の高能率・低コスト生産のための革新的稲作技術の開発 |
大課題 | 高品質を目指した米の品質特性の解明と品質評価法の開発 |
中課題 | 米品質評価法の開発 |
小課題 | スペクトル因子の解析・同定(75) |
摘要 | 近赤外分光分析法による精米粉末のアミロース含量の簡易迅速な測定法の検討を行った。農研センターから送付された共通試料100点について、オートアナライザーにより化学分析を行い、標準回帰法および最少部分自乗法(PLS法)により、検量線を作成した。共通試料のアミロース含量は11.0〜16.5%に分布しており、検量線の重相関係数Rは、標準回帰法で作成したものは0.69、PLS法で作成した検量線は0.81であった。検証試料ではrが0.43と低かった。アミロース含量変動の大きい新形質米では、検量線のRが0.94と高く、既知試料24点を含む54点の検証試料の場合でもRが0.89と高かった。しかし、その検量線を共通試料に適用するとrが低くなり、両試料群間の相違が示唆された。次に、北陸農試稲育種研の育成系統と新形質米35点の精米粉末を脱脂後に同様の検討を行ったところRは最高0.83となり、検証試料のrは0.66と改善を示した。以上、回帰分析中に取り込まれた波長の中には、アミロース特有のスペクトルを同定することができなかった。 |
研究分担 | 水田利用・品質評価研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030048136 |
収録データベース | 研究課題データベース |