毒化に関わる二枚貝の摂餌生態と消化吸収機構(47)
課題番号 | 1995005122 |
研究機関名 | 東北区水産研究所(東北水研) |
研究期間 | 継H05〜H09 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 東北海域における水産資源の培養及び持続的利用技術の確立 |
大課題 | 増養殖技術の確立 |
中課題 | 貝類被害防除技術の確立 |
小課題 | 毒化に関わる二枚貝の摂餌生態と消化吸収機構(47) |
摘要 | ホタテガイとムラサキイガイの消化盲嚢組織中の中性脂肪をナイル青で染色し、両種の脂肪蓄積を季節的に比較したところ、ホタテガイでは周年多数の脂肪顆粒が消化細管中に観察され、2〜3月に比較的少ない傾向が見られた。ムラサキイガイでは、周年脂肪顆粒は少なく、2〜6月にかけてわずかに見られた程度であった。室内飼育した個体の消化盲嚢中の脂質の挙動を機器分析によって追跡したところ、ホタテガイでは消化盲嚢中には湿重比で13.8%の脂質があり、その8割近くを中性脂質が占めていたのに対し、ムラサキイガイでは3%前後の脂質しか存在せず、中性脂質の他に極性脂質が多く存在していた。ホタテガイでは餌不足によって脂質の含量が減少したが、ムラサキイガイでは顕著な変化は認められなかった。 |
研究分担 | 資源増殖・増殖漁研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030048789 |
収録データベース | 研究課題データベース |