多収小麦の物質生産機構の解明(79)
多収小麦の物質生産機構の解明(79)
課題番号 | 1995000078 | ||
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研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) | ||
研究期間 | 継H02〜H07 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 生態系に調和した作物生産管理技術体系の確立 | ||
大課題 | 作物の物質生産機能の解明と安定生産制御技術の確立 | ||
中課題 | 作物の物質生産機能の生理生態的解明 | ||
小課題 | 多収小麦の物質生産機構の解明(79) | ||
摘要 | 多収小麦品種バンドウワセの転流特性を調べるため、出穂後の部位別乾物重を標準品種の農林61号と比較した。開花後20日〜30日間に穂重増加が最大となったが、この間に稈重と葉鞘重が減少しており、茎に貯蔵されていた同化産物が穂へ転流したものと考えられた。稈や葉鞘重の減少程度はバンドウワセで有意に大きかった。同化産物の転流路である穂軸と茎の太さを調べた結果、いずれの部位でもバンドウワセの方が径が太かった。以上のことから、バンドウワセは登熟中期の同化産物の転流効率が優れているが、これには穂軸や茎が太いことが関係している可能性がある。 | ||
研究分担 | 生理品質・麦栽生理研(栽培生理班) | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030048885 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |