食品成分による含硫アミノ酸代謝の変化(2)

食品成分による含硫アミノ酸代謝の変化(2)

課題番号1995003648
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間継H05〜H07
年度1995
研究問題品質成分の解明及び評価
大課題食品の健全性に係わる成分の評価及び開発
中課題栄養素の生理・生化学的機能の解明
小課題食品成分による含硫アミノ酸代謝の変化(2)
摘要タウリンは種々の生理機能の維持に重要な役割を果たす物質であることが知られているが、食品成分がタウリン合成の主要組織である肝臓のタウリン合成系酵素活性にどのような影響を与えるかはよく知られていない。タウリンは含硫アミノ酸から合成される物質であることから、含硫アミノ酸含量が異なる3種のタンパク質をラットに与えた場合のタウリン合成系酵素活性変化を調べた。飼料に用いたタンパク質は大豆タンパク質、カゼイン及び全卵タンパク質であり飼料に20%レベルで添加した。含硫アミノ酸含量は各タンパク質飼料でそれぞれ0.36%、0.54%及び1.06%となる。組織タウリン濃度と尿中タウリン排泄は飼料中含硫アミノ酸含量の増加とともに上昇したが、肝臓のシステインからのタウリン合成に関与する酵素の中で、システインジオキシゲナーゼの活性は飼料中含硫アミノ酸含量の増加とともに上昇したが、システインスルフィン酸脱炭酸酵素の活性はむしろ低下した。また、飼料中含硫アミノ酸含量の増加はタウリン合成中間体をタウリン合成経路から排除する役割を担うアスパラギン酸アミノ転移酵素の活性を上昇させた。以上の観察から、肝臓のシステインジオキシゲナーゼ活性の変化が最も生体内のタウリン合成の変化を反映しているものと考えられた。
研究分担食品機能・栄養化学研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049106
収録データベース研究課題データベース

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