細胞毒性を指標とするグルコアルカロイドの測定法の開発(9)
課題番号 | 1995003656 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 品質成分の解明及び評価 |
大課題 | 食品の健全性に係わる成分の評価及び開発 |
中課題 | 食品等の健全性の評価法の改良、開発 |
小課題 | 細胞毒性を指標とするグルコアルカロイドの測定法の開発(9) |
摘要 | 遺伝子組換え体のトマトやジャガイモの安全性評価を行う手法を開発するために、グリコアルカロイド(GA)の測定法の検討を行った。トマト中のGAの分析例の報告は少なく、その報告も特殊な装置や技術を要し実用的ではなかった。培養動物細胞を用いてバイオアッセイを設定し、タバコモザイクウイルス病抵抗性組換え体ならびに非組換え体トマト中のトマチン含量の測定に応用した。組換え体および非組換え体間のトマチン含量の差は見られず、畑の違いによる差も観察されなかった。このバイオアッセイ法の、ジャガイモ中のソラニンならびにチャコニンの測定への応用も試みた。トマチンよりも感度が悪く、高濃度のGAの測定は可能であったが、低濃度のGAの検出は困難であったので、HPLC法の改良を開始した。抽出法やクリーンアップ法の検討を行い、簡易迅速なジャガイモ中のGAの分析法を設定した。ジャガイモの根塊(中身)からはGAは検出されなかったが、量的に多い順に、根、葉、根塊(皮)、茎からGAが検出された。7年度は、GAの分析の簡易迅速化をさらに推進するとともに、コメの安全性評価への応用も試みる。 |
研究分担 | 食品機能流通保全・健全性研微制御研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049114 |
収録データベース | 研究課題データベース |