放射線照射した食品の物理的特性に関する研究(140)
課題番号 | 1995003783 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 継H04〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 加工・流通技術の開発及び利用 |
大課題 | 食品の品質保持技術の改良、開発 |
中課題 | 電磁波を利用した食品の品質制御技術の改良、開発 |
小課題 | 放射線照射した食品の物理的特性に関する研究(140) |
摘要 | コショウの粘度は線量に依存して低下した。また、粘度と澱粉量からなるパラメータは、粘度計の種類や回転速度などの粘度測定条件およびコショウの産地やロットの影響を受けなかった。一方、コショウの近赤外スペクトルの2次微分スペクトルはガンマ線照射による変化が観察されたが、照射の影響よりも貯蔵の影響の方が大きかった。以上の結果より、近赤外分析は照射コショウの検知には利用できないが、粘度測定は照射コショウの検知技術として非常に有望であることが明らかになった。7年度は、照射以外の殺菌処理をしたコショウの粘度について検討するとともに、粘度測定法の国際的なクロスチェックを行い、その結果に基づいて改良を行って、粘度測定による照射コショウの検知技術を確立する。 |
研究分担 | 流通保全・放射線研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049241 |
収録データベース | 研究課題データベース |