ペプチド合成用固定化担体の開発とバイオリアクターシステムの構築(166)
課題番号 | 1995003810 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 継H04〜H07 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 加工・流通技術の開発及び利用 |
大課題 | 食品の加工・流通に係わる工学的技術開発 |
中課題 | 食品素材の生物工学的生産システムの開発 |
小課題 | ペプチド合成用固定化担体の開発とバイオリアクターシステムの構築(166) |
摘要 | N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸(ZA)とL−フェニルアラニンメチルエステル(PM)とを原料とするアスパルテーム前駆体N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(ZAPM)の酵素的合成と生産物の分離精製とを同時に行うことのできるシステムを開発した。ZA、PMおよび酵素を溶解した緩衝液(pH6)は正荷電膜を介しtert−アミルアルコールと接触させる。ZAは水−有機溶媒間の分配係数にしたがって、有機相への移行はおこらず、水相に保持される。PMは分配係数にしたがい、有機相に移行しようとするが、膜との静電的反発により水相に留まる。水相で酵素的に合成されたZAPMは膜の荷電による反発を受けず、分配係数にしたがい有機相側にその大部分が抽出される。この結果、ZAPM純度のきわめて高い有機相を得ることができた。また、膜を用いることで酵素と有機溶媒との接触を避けることで、酵素寿命の延長も期待できる。 |
研究分担 | 食品工学・プロセス研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049268 |
収録データベース | 研究課題データベース |